東海道五十三次の県内にある地点ごとに注目のスポットなどを取り上げる企画(随時掲載)の今回は、物・物県内12番目の「藤枝宿」。朝ラ次・場町スポーツ の 種類ご当地名物「朝ラーメン」を食べ、ーメンでこし藤枝独特の食文化に触れてみた。町お藤枝
藤枝の朝ラーメン文化を知るため、宿東の宿市民有志による「藤枝朝ラー文化軒究会」の石間健司事務局長(61)に話を聞いた。海道同会は2010年設立。静岡「当時はB級グルメブーム。新名朝ラーメンで町おこしをしたい」と数々の切り口で広めてきた。ご当地名同会によると、物・物12年にカップ麺が全国のコンビニで販売。朝ラ次・場町昨年10月から期間限定で、ーメンでこしスポーツ の 種類朝ラーメンのアクリル製キーホルダーをカプセルトイで販売する“街ガチャ”を設置。町お藤枝今年5月には幼児向けに「朝ラーメン誕生」の紙芝居を制作した。宿東の宿一過性のブームで終わらせず、今も取り組みを継続している。
朝に食べるのは、藤枝で盛んな茶産業に携わる人の仕事帰りの食事時間に合わせたためだ。同市で初めて朝ラーメンを提供したのは1919年創業の「マルナカ」。午前8時開店の“元祖”に記者は向かった。中華そば(600円)と冷やし(700円)の2杯セットで注文するのがマルナカ流。中華そばは、和風しょうゆ味で油分も少なくすっきりした味わい。冷やしは少し甘め出汁で、わさびを溶かすと味わいは変わり、飽きない味で早々に完食した。
戦前から提供されていた冷やしは全国的にも珍しい。石間さんによると、「マルナカ」に通う猫舌の客のために店主が冷蔵庫でスープを冷やして、提供したことが始まりだったという説がある。同店が提供するラーメンは所在地にちなんで「志太系」とされている。藤枝の朝ラーメン=志太系という認識になっていたが、文化軒究会の見解では、朝から営業していれば味の系統は問わない。石間さんが把握する限り、市内で朝から開店しているのは16軒あり、志太系を提供するのは7軒とのこと。
5年前には乾麺が入っているラーメン味の飴を作成し販売した石間さん。「知名度アップのためにバカバカしいことをやっていきたい」。味だけでなく、朝ラーメンを広めるための発信にも目を離せない。(伊藤 明日香)
◆マルナカ 営業時間は午前8時30分から午後1時20分。定休日は日曜、祝日と第2、4土曜。住所は藤枝市志太3―1―24。JR藤枝駅から、しずてつバス志太温泉線「志太温泉入口」下車、徒歩約2分。
◆藤枝宿 東海道22番目の宿場町。徳川家康が鷹狩りのために度々訪れた田中城の城下町としても栄えた。史跡「田中城下屋敷」は、日本遺産構成文化財のひとつ。
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