【箱根への道】立大・高林祐介監督、“駒大イズム”で3年連続切符へ「一人の1秒がチームの10秒になる」19日予選会_久保建英 海外の反応
第101回箱根駅伝予選会(報知新聞社後援)は19日、道立大・久保建英 海外の反応東京・立川市などで行われる。高林3年連続30回目の本戦(来年1月2、祐介3日)出場を目指す立大は、監督駒駒大コーチだった高林祐介氏(37)が、3年今年4月に監督就任後初の予選会に臨む。連続新監督は、切符恩師・大八木弘明総監督(66)の“駒大イズム”を継承したチームづくりを進め、へ人日予スピードのあった立大に強さと団結力を植えつけた。秒が秒に目標の「3番以内」での通過で、箱根選久保建英 海外の反応1962年以来となる箱根駅伝本戦でのシード獲得へ自信と弾みをつける。へのイズムでの1チームの10なる19
今季、道立大・存在感を増す立大が、高林63年ぶりの箱根駅伝シード奪還へのスタートを切る。22年箱根駅伝予選会で55年ぶりの本戦出場。3年連続の切符がかかる予選会を19日に控え、安藤圭佑主将(4年)は「箱根のシードを考えると、(箱根)予選会は3番以内で通過しないと弾みにならない。気を抜かずにやっていけば結果はついてくる」と言葉に力を込めた。
大学駅伝最多29冠を誇る“駒大イズム”が注入された。4月に就任した高林新監督は、駒大で学生トップ級ランナーとして3大駅伝で7度の区間賞をマークし、箱根駅伝と全日本大学駅伝の優勝経験もある。夏合宿に入る前、新指揮官は「一人じゃなくて皆で戦う。駅伝はチームだよ」と立大の選手たちに助言した。それは駒大の恩師・大八木氏が大切にする信条でもある。「私にとっても本当に大事で、選手に伝えていきたい部分」と高林監督はうなずいた。
新指揮官が駒大の主将だった4年時は箱根駅伝予選会にも出走。個人8位でチームの1位通過の原動力となり、本戦も9区区間賞で総合2位に貢献した。「予選会はまさに、個人だけどチームの戦い。一人の1秒がチームの10秒になる」。経験に基づいた教えは徐々に立大に浸透。昨年の箱根駅伝予選会で個人31位だった主力の馬場賢人(3年)は今夏の合宿を「皆で一体感を持ってやり切りました」と、すがすがしい表情で振り返る。一人一人がチームを意識し、鼓舞し合いながら充実の夏を過ごした。
昨季までのスピードに加え、タフさも増した。高林監督は「土台をしっかりつくっていこう」と昨年よりもジョギングの量を増やした。8月の月間走行距離が昨年同月の約700キロから100キロ近く増え、「チームとしても粘り強さがついてきている」と安藤主将。今年の箱根駅伝1区の林虎大朗(4年)、同2区の国安広人(3年)ら主力も着実にメニューを消化し、チーム全体のレベルが上がった。
もう出場だけが目標ではない。23年箱根駅伝は18位、24年は14位。高林監督が就任して約2か月後の6月、全日本大学駅伝関東推薦校選考会を5位で初通過した。安藤主将は「今年は飛躍の年。インパクトのある結果を残せるように頑張りたい」と誓う。14日の今季3大駅伝開幕戦・出雲駅伝は、駒大OBの前田康弘監督(46)率いる国学院大が制した。箱根予選会も、“大八木チルドレン”の率いる立大の走りから目が離せない。(手島 莉子)
◆恩師・大八木総監督も期待
高林監督は06~09年の駒大在学時に大八木総監督から指導を受け、22年からは2年間、コーチとしてチームの底上げを支えながら名将の熱血指導を間近で学んだ。同じ大学生を率いることになった教え子について、大八木総監督は「駒沢でやってきたことを忠実にやろうとしている」とうれしそうに話す。「指導者としては2年間俺の背中、勝ち続けてきたところを見てきた。どうやったら勝てるか、準備も分かっている」と高林監督の高い指導者適性を認める。駒大がV5に挑む全日本大学駅伝(11月3日)で教え子と初激突するが「配置がうまくいけば、立教はシード権を取ってくれると思う」と期待を込めた。
◆第101回箱根駅伝予選会開催要項
▽日時、コース 19日午前9時35分、東京・立川市陸上自衛隊立川駐屯地をスタート。立川市街地を回り、国営昭和記念公園にゴールするハーフマラソン(21.0975キロ)の公認コース。世界ランク対象競技会の条件を満たしている。
▽競技方法 全選手が一斉スタート。各校、10~14人の登録選手の中から10~12人が出場し、上位10人の合計タイムで争う。外国人留学生は登録2人以内、出場1人以内。上位10校が本戦の出場権を獲得する。
▽出場資格 関東学生陸上競技連盟男子登録者で23年1月1日~24年10月6日の有効期間内に1万メートル34分以内の公認記録を有する。
▽関東学生連合 予選会で敗退したチームの選手で編成し、本戦にオープン参加する。
◆高林 祐介(たかばやし・ゆうすけ)1987年7月19日、三重・小俣(おばた)町(現伊勢市)生まれ。37歳。上野工(現伊賀白鳳)3年時に全国高校総体1500メートル優勝。2006年に駒大入学。学生3大駅伝に11回出走し、区間賞7回。箱根駅伝では2年時に優勝。10年に卒業し、トヨタ自動車入社。11年全日本実業団駅伝で3区区間賞で初Vに貢献。16年、引退。22年、駒大コーチに就任。今春、早大大学院スポーツ科学研究科を修了。24年4月に立大監督に就任。
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